【分別不要!?】サウスカロライナのごみ事情

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皆さんこんにちはYokoです!!


アメリカに来て「え、これでいいの!?」と衝撃を受けたのがゴミ捨て。分別ゼロ、ただ袋に入れて出すだけ。


日本であの複雑な分別に慣れていた身としては、まるで夢のよう…! 


ただ、アメリカは州によって全然違うので、ここで書くのはあくまで私が暮らすサウスカロライナの一部地域の体験談です。



ゴミの分別が全くない




SDGsなんてどこへやら…。ここではゴミの分別なんて一切ありません。


燃えるゴミ、燃えないゴミ、ペットボトル、缶、その他もろもろぜんぶ同じ袋にポイッ。


最初は「え、ほんとにいいの!?」と目を疑いました。


以前は火曜日がリサイクルの日だったらしいのですが、なぜか今はその制度もなくなり、全部まとめて出すスタイルに。


効率的と言えば効率的ですが、日本の分別文化に慣れていると、ちょっと信じられない光景です。


ちなみに、ゴミ袋はちょっと面白い仕組み。トイレットペーパーのようにロール状でくるくる取り出せます。





しかも巾着袋タイプでヒモ付きだから縛りやすく、これがすごく便利! 指定袋のルールもありません。



私のお気に入りは「桜(Cherry Blossom)の香り付きゴミ袋」。色と香りでゴミ袋なのにちょっと癒されます。






思い返せば、私が住んでいた横浜市は真逆でした。


分別も捨て方もとにかく細かく、ゴミの冊子を片手に「これはどの日に出せるんだろう?」と確認しながら仕分けしていたものです。


冷蔵庫を処分した時は、予約から張り紙、お金の支払い方法まで細かいルールがあって、本当に頭を抱えました。


そのとき彼は


 なんで日本人はそんなに細かいルールを守るの?そこら辺に放っておけばいいじゃない?どうせアメリカに行くんだから、誰が捨てたかなんて分からないよ。



















と言い出す始末。もちろん、不法投棄はダメ!と私と小さな口論になりました。


結局は業者にお願いして無料で回収してもらえたのでホッとしましたが、日本とアメリカの“ゴミ文化ギャップ”を実感した出来事でした。

家庭ゴミの収集は月曜日のみ




家庭ゴミの収集日は週にたった1回、月曜日だけ。


各家庭には車輪付きの大きなゴミ箱が配布されていて、収集日前に家の前に出しておけば回収してもらえます。


ただ週1回しか来ないので、近所の大家族のゴミ箱なんていつもフタが閉まらないほどパンパン!


その家はゴミ箱が2つあるのですが「よくこれだけ溜まるなぁ」と毎回感心します。


地域によってはこのゴミ箱が有料で、月ごとに料金を払う仕組みもあるそうですが、幸い私の住む街は無料。


わざわざ“ゴミステーション”に捨てに行く必要もなく、家の前に出すだけでOKなので本当に楽ちんです。


思い返すと日本にいた頃は、月曜と木曜は燃えるゴミ、水曜は瓶と缶、月に一度は紙ゴミの日…とにかくスケジュールが細かくて面倒で仕方なかった記憶があります。


さらに集合住宅だと敷地内に大きなダンプスター(巨大なゴミ箱)が置かれていて、そこには24時間、分別なしで何でも放り込める仕組み。




最初は驚きましたが、慣れると「なんて楽なんだ!」と感じるようになりました。


各家庭のゴミ収集は、日本のように2〜3人が手作業でするスタイルではありません。


こちらでは収集車に付いたロボットアームのような装置がガシッ!とゴミ箱を掴み、そのまま収集車の中へバサッと放り込んでいきます。


私の家の前の様子ではないですが、他の人が投稿した動画を見るとまさにワイルド&スピーディー(というか雑)。



めっちゃこぼしてるし…


私の街では収集車の後方部が開いてゴミを入れるタイプですが、どちらにしても迫力満点です。


分別?そんなの関係ない!という感じで、掴んではバサーッ!掴んではバサーッ!と次々処理していくので、収集は驚くほど早く終わります。


移住したばかりの頃は、その様子が物珍しくて、
興味津々で眺めてしまいました。


粗大ゴミは木の下無料回収してくれる


ゴミのボックスに入らない粗大ゴミはこの辺の木の下に置いていたら2週間に1度木曜日に業者が無料で回収してくれます。


大きなゴミの〜木の下で〜♪


中には粗大ゴミを持ち帰っていく人もいます。その中の1人はうちのおばあちゃんでした…


しかも粗大ゴミ置き場といっても、日本のように看板で「ここに出してください」


と案内があるわけではなく、みんな「まぁこの辺だろう」という場所にポイッと置いていく感じ。


最初はルールのなさに驚きつつも


 ここはアメリカだからな…


















と妙に納得してしまいました。



日本では粗大ゴミといえば事前に申し込み、手数料を払って、決められた日に指定の場所へ…と、とにかく手間がかかるもの。


それに慣れていた私からすると、この適当さと環境への配慮ゼロっぷりには、ある意味“感動”さえ覚えました。



リサイクルできる物はしたらいいのにと思う


主人は私と結婚する前、アメリカでは水道水を絶対に口にしませんでした。浄水器を使えばいいのに…と思うのですが、それすら拒否。


結果、大量のペットボトル水を買い込み、飲み終わったらグシャッと潰して(こちらのペットボトルは柔らかい素材)そのままゴミ箱へポイ。


その後説得し続けてしてようやく水道の蛇口に取り付ける浄水器を買いました。





もちろん彼だけではなく、ファーストフード店でも分別なしで全部ひとつのボックスに投げ込まれます。


私がボランティア先で

 ペットボトルはどこに捨てれば?



















と聞いたときも、返ってきたのは1つのゴミ箱を指差しながら


 そこよ。リサイクルなんてしないから!


















と一言。


近所には、資源ゴミを持ち込んで現金に変えられるリサイクル場もなく、分別という概念自体が薄い印象。


捨てる側にとってはラクですが、環境への優しさはゼロに等しい…。このままでいいのか、それともいつか変わる日が来るのか。


以上、サウスカロライナのゴミ捨て事情でした。それでは、また次回のブログでお会いしましょう!


Yoko


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コメント

  1. ペットボトルは分別したとて、燃えるゴミに投下されて燃焼を促すのは日本でも同じ。また20年以上は前に京都府は分別ゴミを要せず、高度燃焼焼却炉でぜんぶ燃やしていたそうです。自治体ごとにかなり異なりますね。ちなみにSDGsを真面目に守ってるのは日本だけでしょう。推進国ほど気にしていないのが実情かもね。

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    1. Michikoさんこんにちは!

      以前日本のテレビである学者さんが生ごみだけ燃やしても湿ってるから燃えない。

      ペットボトルと混ぜないとダメ。分別なんて無駄!

      とおっしゃってたの思い出しました。

      フィンランドでは、ペットボトルを回収する自販機があり、小額ですが、お金が戻ってきました。

      そういうのがこちらにあればなと思います。

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